ブログ壁紙
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

こんにちわ、五十嵐です。
PBP1200kmレポートが長々と続いていますが、まだまだ続きます・・・(^^;

8月16日16時45分にパリ郊外サンカンタンをスタート、
8月18日4時にPC6 BREST(614km)を発ち、復路パリへと走り出しました。

スタートから35時間以上が経過。ここまでの睡眠時間は合計4時間ほど。ここから先は睡魔との戦いになりました。

途中からペースが合い、意気投合したMr.Antonyはアラスカから参加。日本では見かけることが少ないリカンベントスタイルですが、PBPでは意外にも多く見かけました。


「眠くならないのかな・・・」
考えることは寝ることばかり。速く走って睡眠時間を稼ぐか、ゆっくり走って疲労を最小限に抑え走り続けるのか・・・。

救急車を何度か見かけましたが、どうやら走りながら眠ってしまい、転倒や側溝に落ちる方が何人かいたようです。


「ブレストまで600kmを34時間で走ったのだから、10時間寝て、そのあと往路と同じペースで走れば80時間以内でゴールできるのでは・・・」
とも考えられます。
しかし、各チェックポイントのクローズ時刻が決められているので、私のペースでは「さらに300km走って、2~3時間眠れるかどうか」という状況です。

高原から下りると濃い霧に包まれました。

眠気を感じる度に200mを全力疾走して目を覚まし、前へ前へと進みます。

PC7 CARHAIX-PLOUGUER(698km)に到着したのは18日9時12分。


クローズまで2時間15分ほど。

「この調子で夜まで走れば、睡眠時間を作れるかもしれない・・・!」
晴れ間が見えてくると眠気が失せたように感じ、旅を楽しもうとグルメツアーを始めてしまいました。

フランスではポピュラーなFlan(卵と牛乳で作ったタネをパイ生地の上でのせて焼いた菓子)にハマってしまい、チェックポイントやカフェで見つけるたびに必ず注文!ボリュームもあり、栄養補給に最適です!


coffee&cakeはどこで食べても美味しくて、応援してくれる地元の人たちとつい話し込んでしまいました!

「PC8 LOUDEAC(780km)のクレープも美味しい!」と聞き、通過チェックの手続きを済ませる前に、フランクフルトのクレープをチェック!

そんなことをしていたら、80km手前ではクローズまで2時間15分あった余裕が、ここではわずか1時間15分へと大幅に減少(汗)
18日15時47分。残り450km、32時間・・・。

ペースを上げても長い睡眠時間を確保するのは難しくなり、ここで作戦を変更!

この先の各チェックポイントをクローズ時刻1時間前に通過し続け、パリまで寝ないことを決意しました!(今考えるとても無謀・・・)



次のPC9は往路でも通ったTINTENIAC(865km)。

日没直後の21時36分に到着。計画通り(?)クローズ62分前。

「遅いじゃないか!」

往路で寄ったときも声をかけてくれた地元のおじさんが待ってくれていて、
私に代わって観客たちに自転車を解説してくれました(笑) 

PBPを完走すること、4年後の再会をおじさんに誓い(?)、停車時間10分でパリへと出発。


TINTENIACの町を出ると暗闇に包まれ、道を照らすのはフロントライトの明かりだけに。

この頃から参加者は散り散りになり、森のなかをひとりで進まなければならくなりました。

すると眠気と、ぼんやりとした妄想・・・ここから幻覚の世界へ。

森と畑の間を走っているうちに、
「景色が茨城県に似ている」と思った後、
PBPを走っていることをすっかり忘れ、
いつの間にか夜の筑波山麓を走ってることに。

あるとき周囲が明るくなり、道沿いのアジサイが
“自転車のパンクを修理している友人の姿”に化け、
「チューブを持ってきて!チューブを持ってきて!」と執拗に頼まれ・・・。

自転車が走り続けていることだけは理解しているのですが、
あたりにあるものすべてが、様々なものに化けて見えました。

「やめてくれ・・・!!!!」
大声で叫ぶとあたりは暗闇に戻り幻覚は消え、
現実の世界に戻りかけるものの、またすぐに幻覚のなかへ。

幻覚、幻聴と、現実の世界を何度か行き来したあと、
いつの間にかコースを外れ、舗装されていない道を走っていることに気付いて目が覚めました。



「走り続けるなんて、パリに帰るなんて無理だ・・・」
完走できないはずがない。根拠のない自信が崩壊。
GPSで現在位置を見ても何処にいるのか理解できず、
幻影につきまとわれたまま、来たであろう方向に自転車を走らせ、どうにかコースに戻りました。


城塞の都PC10 FOUGERES(919km)に辿り着いたのは19日1時20分。町の中でも進行方向を錯覚し、立つことさえ辛いほど目がまわり、まさに失神寸前。

ボランティアに連れられチェックを受け、休憩所のマットレスの上に寝転がりました。
「クローズ時刻まで、20分寝よう・・・」


こうして、深い眠りについたのです・・・。



次回予告
パリまで残り311km。
幻覚と幻聴は悪夢の始まりに過ぎず、
この“仮眠”から始まる過酷な旅・・・。
夜明けとともに訪れる過去最大のピンチを乗り切れるのか!?

乞うご期待ください!
スポンサーサイト

[2015/09/07 09:10] | 未分類
トラックバック:(0) |

途中ですが、質問です。
ラットフィンク
いよいよ佳境に入って来ましたね。
隠しCPってあるのですか?


Re: 途中ですが、質問です。
奇特男子
ラットフィンク様
コメント、ありがとうございます!
今回は往路、復路と一ヶ所ずつありました!
往路で、「・・・?これって復路の隠しPC・・・???」といったようにバレてしまっていましたが(笑)
flan nature(焼き菓子)がとても美味しかったです!

コメント:を閉じる▲
コメント:
この記事へのコメント:
途中ですが、質問です。
いよいよ佳境に入って来ましたね。
隠しCPってあるのですか?
2015/09/07(Mon) 13:31 | URL  | ラットフィンク #-[ 編集]
Re: 途中ですが、質問です。
ラットフィンク様
コメント、ありがとうございます!
今回は往路、復路と一ヶ所ずつありました!
往路で、「・・・?これって復路の隠しPC・・・???」といったようにバレてしまっていましたが(笑)
flan nature(焼き菓子)がとても美味しかったです!
2015/09/12(Sat) 00:29 | URL  | 奇特男子 #J8TxtOA.[ 編集]
コメント:を投稿
URL:

パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック:
この記事のトラックバック URL
この記事へのトラックバック:
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。