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こんにちわ、五十嵐です。

北海道の漁村で譲り受けたVIVALOピストバイクのレストア、第三話です。
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ノーブレーキのピストバイクで公道を走り、事故や芸能ニュースに…なんて話をよく聞きます。

法規の遵守云々なんて話はしたくないのですが、それを守ることが求められる、守らざるを得ない時代です。

でも、シンプルなピストバイクを作りたい!

そこで選んだのがこれ。
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Sturmey Archer社のコースターブレーキ&キックシフト内臓のハブS2Cです!

Sturmey Archer社は1902年に世界初の内装3段変速ハブを開発した英国の老舗メーカー。
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紆余曲折を経て、現在は台湾を本拠地としているようです。

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今回採用したハブ“S2C”は、重量なんと1,200g!
ホイールの手組みは本当に苦労しました…

S2Cの機能は、
①ペダル(クランク)を後ろ方向に長く引くと、ブレーキ(コースターブレーキ)が効く。
②ペダル(クランク)を後ろ方向に一瞬引くと、変速(ローorトップ)する。
というもの。しかし、トップギアの時だけ鳴る、独特のラチェット音が気になり、思い切って分解してみました!

心臓部はこんなもの!
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コグ受けで軸を回転させ、そのままローギア伝達ツメがハブシェルを1.00倍で回転…これがローギア駆動時。
キックバックシフトするとトップギア伝達ツメが立ち上がり、加速器で1.38倍に加速されてハブシェルに回転力を伝えます。

補足説明としては、加速器内の歯車はロー・トップ問わず加速回転しています。
また、トップギア伝達ツメが立ち上がる構造は、ボールペンのノック構造と似ているようです!

ハブシェルの内側はこんな感じ。
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ハブの左側にブレーキ面、中央左寄りにローギア伝達面、同右寄りにトップギア伝達面、右側に加速器スペースがあります。最も手前にある溝はBBコーンです。

で、肝心のロー&トップギアの回転力を伝達しているツメについて。

ハブ左側(写真では手前側)のツメだけが立っているこの状態が、ローギアの状態。
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コグの回転力を1.00倍で(そのまま)伝える状態ですね。

ハブ右側(写真では奥側)のツメもやや立っているこの状態が、トップギアの状態。
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コグの回転力を加速器で加速し、1.38倍で伝えている状態。

とても親切に構造図解が公開されているので、見ながらお勉強…。
無 題

コースターブレーキの内部構造。
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こちらは一般的なので説明を割愛しますが、S2Cの構造に感動しました!

問題のトップギア時のラチェット音は、おそらく加速器のベアリング(ハブシェルとは別に、加速器にもベアリングがあります)の緩みが原因だった模様。球当たり調整で改善しました!


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[2014/05/25 00:22] | 未分類
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こんにちわ、五十嵐です。

2014年、初めてのブルべを走ってきました!
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ランドヌール宮城主催のBRM517最上川300kmです!

5月17日AM6:00に山形県の寒河江をスタート、最上川を下り、天気さえ良ければ鳥海山、出羽三山を望むことができる(はず?)、絶景ブルベです!20時間以内、つまり18日AM2:00までゴールすれば完走の認定を受けることができます。

うまくいけば14時間台前半…と考えていたのですが、ブルベの前日、翌日には柏で仕事。
16日:10時~20時仕事・最終新幹線で仙台へ・山形へ自走…
17日:6時~21時 最上川300kmブルベ・仙台へ自走…
18日:始発新幹線で帰京・10時から20時仕事…

弾丸ツアーの移動や疲労、を考えると無理な走りは禁物。社会人になると完走のハードルが高くなります…


さらに開催日が近付くにつれて雨予報になり…。

莫大な戦費を考えると、DNSか、完走して認定を獲るか、その二択を迫られます。

悩みぬいた結果…
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やっぱり出撃!

未だに「C大学サイクリングクラブのイガラシです~!」という自己紹介をする父と、年齢詐称の母がサポートスタッフを買って出たのです…。

参加者の方の自転車に乗ってみる父…。
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その跨ぎ方、恥ずかしいからなんとかしてくれ…。

夜通しハンドルを握り、寒河江まで送り届けてくれた両親に見送られ、出発!
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ここまで来て、DNFなんてできません!

寒河江の町を出ると、すぐに最上川を渡ります。
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濁流が流れ、まるで台風の後のような様子…。不吉な予感…。

尾花沢のPC1を過ぎると、シトシトと雨が降り始めました。
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梅雨のしっとりとした景色もすてき…そんなことを言っていられるのは最初のうちだけ。

レインジャケットやシューズが浸水し、最上川沿いを走り始めると日本海から吹き付ける向かい風。
さらに雨脚が強くなり、いつしか台風の中心にいるような猛烈な暴風雨に襲われました…。
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ミドル×インナーで進むのが精一杯。しかも朝は10℃あった気温がぐんぐんと下がり、6℃まで低下。

それでも最上川沿いを全速前進!
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高校2年生の夏休みに、千葉から酒田を目指して直走った時と同じ道。
今回はここを走りたくてエントリーしたのですから。

ブルベを走っていると、いろいろなことを考えます。

この道、6年ぶりだなぁ、あの頃も全力で旅をしていたけど、今はどうだろう…
今のほうが全力で走っているつもりだけど、どうだろう…?

振り返ると、走ってきた道。
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自問自答したり、自画自賛してみたり、ブルベを走っている時に考えることはそんなことばかり。

翌日の仕事ことは、もう全く考えていません(笑)

がむしゃらに、無意識に進んで行くので、風景の変化にハッとすることも。
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その心境については、よくわかりません。

しかし、そんなことを考えている時に限って調子が良く、尾花沢のPC1から日本海に出る遊佐のPC3まで、トップで走っていました。

遊佐のPC3に着いたのは12時12分。136kmを6時間で走ったのですから、かなり良いペースです。

防風林の向こうから聞こえる波の音。厚い雲に隠れた鳥海山。

もう今日は走ることに徹しよう…
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雨に打たれて濡れたあんぱん、カレーパン、ランチパックやカロリーメイトを口に入れ、山間を疾走。

真室川のPC4でようやく温かい食べ物を口にしました。
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食欲の減退というより、パンなどに口が飽きていたのでグラタンとなめこの味噌汁をチョイス。意外といい組み合わせでした。

新庄から宮城県の鳴子温泉に向かって走り始めると、気温が8℃まで上がりました。
これなら山刀伐峠越えも安心(?)です。
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峠越えに備えてPC5で再びグラタン栄養補給。
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ここぞというタイミングでレッドブルを投入。

ここまでで何人かの方に追い越されましたが、21時ゴールを目指して快調に進んでいます。

岩手から参加したランドヌールと山刀伐峠越え。
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尾花沢に下りると19時過ぎ。すでに日が暮れていましたが、あとは朝走った道を戻ればいいので、気持ちが楽になりました。
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あと40km、翌日に疲労を残さないようにのんびり走ります。

扇状地の起伏をいくつか越えると、遠くに山形市、寒河江市の市街地が見えてきました。
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20時45分、無事に寒河江のローソンにゴール。14時間45分でした!
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スネが張り、痛みが残ってしまいましたが、今年もSR取得を目指して走ろうと思います!

[2014/05/22 02:17] | 未分類
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頑張ってるな~
電チャリヒルクライマー
五十嵐くん
毎回 活動を楽しく読んでます。
次の活動待ってます。


お世話になりました。
(よ) 
五十嵐さん、netでは初めましてm(_ _)m
スタートの駐車場で横に付けた、最後のコンビニで写真と取ってゴール受付を一緒にさせて頂いた(よ)と申します。初めてのブルベだったもので近場の方々に分からないことは直ぐに聞いて、お陰様で無事完走することができました。
五十代後半と言うこともあり、秋田に隣接する東北管内ぐらいしか走れませんが、どこかでお目にかかりましたら、また宜しくお願いします。

Re: 頑張ってるな~
いがらしゆうき
電チャリヒルクライマー様
コメント、ありがとうございます。
もし機会があれば、五十嵐親子をサイクリングにお誘いください!

Re: お世話になりました。
いがらしゆうき
(よ)様
コメント、ありがとうございます。

初完走、おめでとうございます!
ブルべは危険を伴う特性上、助け合い、気遣いが求められます。あの荒天でもブルべを楽しめたということはよい出会いがあったのだと思います。

僕も今年から積極的に東北のブルべに参加するので、またお会いする機会があると思います。よろしくお願い致します!

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こんにちわ、五十嵐です。

VIVALOピストバイクのレストア、第二話です…

パイプユニッシュを使ってアルマイトの剥離に挑戦…。

パイプユニッシュに二晩漬け置きして最も大きく変化が表れたのは日東の天返しステム。
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表面が真っ黒くなりました…!!!

ハンドリューターの真鍮ブラシで黒い皮膜を落とし、♯800~♯1200のサンドペーパーでゴシゴシ…。
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どのタイミングでサンドペーパーの細かさを上げればよいのか試行錯誤。

悩んだ末、「ピカールでひたすら磨けばなんとかなる!」という結論(笑)
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細かいキズは残りましたが、まるでメッキのような輝き!


ステムで磨きのコツを掴み、続いてFハブ。シマノのジュラエース!
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スポークホールの間や、わずかな窪みの部分にアルマイトが厚い部分があり、ハンドリューターには何度も助けられました。1本400円ちかい真鍮ブラシを大量消費しましたが…(汗)

ピッカピカ…?
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これぐらいにしておかないと自転車が完成しないので、今回はこれで好しとします!

他の部品も並行して整備。ペダルは今は無き(僕が生まれる前に無き?)極東プロエース!
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プラスチック製のキャップが損傷・欠落していたので、ライバル三ヶ島のアルミ製キャップのMKSロゴを削り落して使用。

そうそう、有明の革貼りサドルは、水洗い(入浴時に湯洗い)しました!
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いい湯加減?湯洗いが正解だったのか、結果はこれからわかると思います!

ここで、パーツチョイスの話。

ピストバイクのノーブレーキが問題になっていますよね。譲り受けた時、Fリムはアラヤ・ゴールド、Rリムはスーパーチャンピオンでしたが、どちらもブレーキを使用できる設計ではありません。

そこで悩んだ結果、Rハブにコースターブレーキを採用、リムにブレーキシューを擦りつけないことでRリムはアラヤ・ゴールドを使用、
Fリムはゴールドからワンランク落とし、公道練習用のアラヤ・R-50を採用しました。R‐50はブレーキの使用を前提に設計されているからです。しかし、ここで問題が1つ。

R-50は現在、カラーがブラックのみ! 「練習時に見分けがつくように」と言われていますが、今回は妥協できません!!

そこで今回は中古市場を探し回り、すでに生産されていないシルバーのR-50を入手!
道路交通法と、シルバーへのこだわりを両立させることができました!

某中古部品販売会社の友人のおかげです(笑)

ロゴやバルブホールなどの位置を合わせて、ホイールを手組み。
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リムをワンランク落としたのに、それでも本当に軽い!!!

そして、人生初のチューブラータイヤ。
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専用の両面テープをリムに貼り、ケルビムの廣田さんに教えていただいた方法で取り付け。

タイヤはヴィットリア・ストラーダ。
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タイヤを履かせてもホイールはまだまだ軽い!

リアは安全性と実用性を踏まえて、スターメー・アーチャーのS2Cを選びました!
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コースターブレーキが内蔵されているので、ペダルをやや後ろに長く引くとブレーキがかかります。制動力は抜群。
そしてS2Cのもう一つの機能は、キックバックシフト!説明しにくいのですが、ペダルをキュッと後ろに戻すと、2speedのローorトップに変速できるのです!

しかし、問題がひとつ…
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S2Cは重さが1,200gもあるのです(涙)

[2014/05/14 23:39] | 未分類
トラックバック:(0) |

おぉ
やっぱりSW
S2Cはバック踏むつもりでいると簡単にロックしてチューブラーのトレッドが直ぐになくなっちゃうから、完成後はS2Cへの慣れが第一でしょうね~。そのうちにソーヨーのシームレスお試し下さい。次元がちがうよ~!!


ミウラSV
いろいろと楽しんでますね!
磨きでペーパーの番手を上げるときは、前の番手(つまり粗い番手)の跡が消えるまで磨くのが一つの目安です。なので、粗い番手やワイヤーブラシであまりガシガシやりすぎると、細かい番手では取りきれない傷がついてしまうので要注意ですね。
そんな時は元の番手からやり直しするしかないです。(汗
ピストの組み立て、楽しんでくださいね。

Re: おぉ
いがらしゆうき
やっぱりSW様
コメント、ありがとうございます!
乗って楽しい自転車なのに、変速、ブレーキをかける方法が理解されにくく、友人にも貸せず残念です(笑)
操作よりもタイヤの減りを気にしてしまいますし(^_^;)

Re: Re: ミウラSV様
いがらしゆうき
ミウラSV様
コメント、ありがとうございます!
サンドペーパー、奥が深いですね。久しぶりに中学技術教科書を読み直しました。
もう少し練習してみます!!

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こんにちわ、五十嵐です。

2012年の夏に手に入れたVIVALOのピストバイクを、ようやくレストアしました!
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もう2年近く前の夏休み…

函館のはずれの港町、こんぶ漁師の番屋に放置されていたピストバイクに一目惚れ。
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日東の天返しステム、有明のプラベース革サドル ジャガー2、デュラのラージハブ+スーチャンのリム、極東ペダルなど、競輪史を語る上で欠くことのできない銘品ばかりで組まれていたのです!


それもそのはず、漁師さんに聞くと競輪選手の練習車だったそうですからネ

交渉の結果、快く譲っていただけることになり、「宅配便で送るなら緩衝材が必要…」そう言って乾燥こんぶの束を付けてくれました(笑)
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長らく我が家で眠っていたのですが、2014年の年明けにレストアを決意。
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フレームはケルビムに預け、いろいろ確認したり錆着いてしまった部分を開けてみたり…。

部品はコツコツと整備…
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四半世紀近く潮風と、風雪にさらされ、サビサビボロボロでした(汗)

ピッカピカにしたい…!
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そこで、パイプユニッシュを駆使してアルマイトの剥離にも挑戦。

シュワシュワと泡が出るわけでもなく、本当に剥離できるのか半信半疑でしたが…
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二晩置くと表面が明らかに変化!
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真っ黒くくすみ、白い粒が発生!正体がわからないので、直接触らずシャワーで除去。

そして、今回もう一つ勇気を出して挑戦したこと。それは…
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革サドル・“有明 ジャガーⅡ”の水洗い!

塩分が付着したままでは良くない…しかし、水洗いすれば劣化が進行する可能性もある…。

そんな苦悩の結末は…
乞うご期待!

[2014/05/14 02:03] | 未分類
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