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毎年恒例、松本ぽたりんぐクラブのとんかつぽたに参加しました。

「貴重な休日の時間を余すことなく、目一杯走りたい・・・」
そこで前日20時に退勤した後、23時新宿発の夜行バスに乗り込み、とんかつぽた当日午前5時に屋代到着、集合時刻午前9時半までに猿ヶ馬場峠を越えるサイクリングを楽しもう・・・

そう考えていたのですが、残業で夜行バスの乗車を断念。

当日朝、素直に松本入りしました。



集合場所の平瀬緑地に集まった自転車は実に多種多様…。
ロードバイクやランドナー、ミニベロのほか、とんかつを食べに行くには大げさと思われるサス付きMTB…。

松ぽた代表iさんが奇想天外なコースを練り、現場でも寄り道を織り込むのだろうと予感しました。


安曇野自転車道をたどり穂高神社を目指して走ります。

途中の公園で小休止。

自転車乗り比べが始まったのですが、注目を集めたのは2台のリカンベント。

クランクとチェーンリングが連結され、足踏みするようにペダルをまわす不思議な構造。

「ペダルをまわすのではなく、足踏みする・・・」
足踏みを理解し、スピードに乗れば安定感もあり、ラクに進むようです!


穂高神社に参拝・・・


そして恒例 勝味庵さんへ!

勝味庵定食を注文。おしながきだけを見ていたのですが、刺身も付いて大満足!
松ぽた幹事のe隊長から季刊誌(?)“cycle tourist”をいただきました(顔)

午後の早いうちにとんかつぽたは解散・・・
で す が !

ここから午後の部が始まりました(^^)
僕は決して「この程度では走り足りない・・・」なんて顔に出したつもりはなかったのですが、
鋭くもそう察したe隊長が長峰山へと誘って下さったのです。

梓川を渡り、安曇野の際を走るJR篠ノ井線をくぐるとすぐに登り勾配へ突入。

山頂へゆく道に入ると、松ぽたイベント初参加の同僚i君、僕が勝手にライバル視している、同い年にして松ぽたのエースhくん、PBPに参加したwさんがグイグイと登り始めました。
半分あたりまで先に上って、全員が集まるまで休憩を入れてみたりしたのですが・・・戦意があることは確かな様子。

しかも後半戦になるとwさんが先頭を走り、平成生まれの3人が後を追う構図になりました!
・・・たぶん40分ほどで長峰山の山頂に到着。


展望台のまわりは見晴らしが良く、ハングライダーの滑空台もあり・・・


駆け降りてみると安曇野を一望することができました!


ライバルhくんは後半戦、wさんと僕に追い付くため、ヘアピンカーブしている沢から自転車を担ぎ歩いてショートカットしたとのこと・・・!
「それでも追い付かなかった」と言ってくれましたが、松本のエースは手段を選ばず、手強い・・・(^^;


Klean Kanteenのステンレスボトルが左クランクを支えるのにちょうどいい高さ・・・
風が吹く度に悲鳴をあげたくなるようなスタント撮影です!

日も傾き始める時刻・・・そろそろ山を下りて解散・・・しません(笑)

長峰山の山頂から、南(松本方面)に向かって林道長峰線を走ろうというのです!

路面は未舗装&ぬかるみ。ロード、ミニベロの参加者も居るのこともお構いナシ!

「えぇ~」と言いながら、何喰わぬ顔で山をおりて行きます・・・!



一部コンクリートが敷かれている箇所もありましたが、大半は落ち葉の下にぬかるみが隠れているという状況・・・


それでも脱落者ナシ、舗装路よりも元気になっているから不思議なものです!


17時に平瀬緑地に到着。

お疲れさまでした(^^)
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[2015/12/07 12:29] | 未分類
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宮武 智
Klean Kanteen
初めて名前を知りました。
27ozボトルですか?
宜しければ教えてください。
物欲に火が…

Re:
奇特男子
宮武さま
返信、遅くなりました(^^;)27ozのボトルです!

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こんにちわ、五十嵐です。

10月の中旬のある日、ふとした思い付きで北へと走ってみました。目的地は岩手県盛岡市。距離は540kmほど。

夏にPBP1200kmを完走したものの、「いったいどこまで走れるのだろう・・・」という素朴な疑問が浮かびました。
もちろん仕事もあるので、現実的には“休日1日”で、という条件があります。

自転車で走るといえば、大阪~東京間・約530kmを24時間以内に走る、いわゆる“キャノンボール”があります。時代をさかのぼれば飛脚や早馬、近代になれば鉄道などの旅客、物流サービスまでもが速さを誇示するため、この区間の所要時間を競うようになりました。

脈々と続く挑戦に敬意を表し、入念に準備をして挑戦したい。そこで「東海道に比べ交通量、信号、渋滞が少ない東北地方で試してみよう!」という目論みです。

20時に仕事を終え、装備をまとめて20時30分に出発しました。
さて、いったいなぜ夜にスタートしたのかと言えば、これも防寒対策のひとつ。

自分でナイトランを含むロングライドの行程を決める場合、気温が下がる夜間には寒い地域を走らず済むように計画を練るのです。夜間に福島より北を走るのか、南をはしるのか考えれば、わかりやすいと思います。


540kmを24時間に以内に走るためには平均速度23km/hで走り続ける必要があります。サイクルコンピューターの平均速度表示を停車時間も含めた“1時間あたり”の表示に切り替え、これを頼りに進みます。

「次のコンビニでは何を食べよう・・・!」

地域限定のおにぎりや、おでん。期間限定メニューのことで頭のなかはいっぱいです(笑)
スタート時におにぎり3つを食べ、80km走った下館でもパスタとおにぎり3つ。

スタートから120km地点、宇都宮に着いたのは深夜1時ごろ。

気温は10度まで下がり、温かいものが美味しくなりそばをいただきました。
すると当然眠気に襲われ、イートインコーナーでついウトウト・・・
集中力が燃え尽きたと感じたので、潔く盛岡行きは断念!

那須の紅葉を見ながらのんびり北へ走り続けることにしました!



スタートから15時間で郡山駅に到着。走行距離は230kmほど、目標よりもずっと時間がかかってしまいました。(汗)


撤退した理由はいくつかあると思いますが、最大の原因は「大きな交差点や補給ポイントなどの通過・出発時刻を決めていなかったこと。」
次は綿密なスケジュールを立てようと思います・・・。


ー こぼれ話 ー

このあと、輪行して東北新幹線に乗り込みました。


30分ほどで福島に到着、途中下車してカーシェアリングを利用して墓参りや親戚に挨拶へ。


夕方には再び東北新幹線に乗り、盛岡へ向かいました。


翌日は友人と田沢湖、八幡平へ。

ちょうど紅葉が見ごろ。「来年は絶対に自転車で走ってこよう・・・!」と決意しました!

そして帰路のこと。
「もし空席があれば、来春廃止される寝台特急カシオペアで東京に帰りたい」と思い、直前まで粘ったのですが席を取れず(泣)

JRの高速バスを利用しました!新幹線よりも遅い23時に盛岡を出発し、翌朝6時に東京駅に到着!そのまま出社!輪行できる高速バスの路線少ないですが、上手に使えるようになりたいと思います!


[2015/11/13 22:36] | 未分類
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不思議なものです。
Ratfink 木村
チェックポイントの通過タイムが設定されていた方が集中が途切れないのと、逆算して速度や休息時間が決められるのですね?


Re: 不思議なものです。
奇特男子
木村さま
その通りだと思います。制限時間を仮定しておかないと、小さな遅れもなあなあにしてしまい・・・(^-^;

生意気な事を言うようですが^^;
Ratfink 木村
なんだか、人生みたいですね〜。
折返した今は、節目の人生設計ってヤツは必要だと思いました。
明日の事は判らないからと、流されていましたが、、、(^^;;

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秋は自転車のイベントが盛んに開催される季節でもあり、どこへ行こうかと悩むのも楽しいものです。

上半期は積極的にブルベを走ったので、「ゆっくり走れるイベントに参加したい」
と思っていたのですが、個性的な自転車イベントを見つけました!

TOKYO VINTAGE BICYCLESさん主催のGirls Retro Rideです!

ヴィンテージバイクとレトロなファッションのコンクール・デレガンス。
女性限定、ということではないようです(笑)

昨年はプレイベントが開催され、今年は記念すべき第一回目とのこと!
「お洒落な服装で自転車に乗っている方と参加したい・・・」

そこで今回、ドキュメンタリー映画監督の平野勝之さんをお誘いしました!

「旧型自転車主義 クラシックバイシクルスタイル」(山と渓谷社)の著者であり、自転車にまつわるドキュメンタリー映画を世に放つ平野監督。
僕はエッセイに魅了されて監督の書籍を集めるようになり、大学の映画学科で平野勝之監督をテーマに研究。その頃から時おりポタリングにご一緒させていただいています。

10月24日(土)の朝、監督と多摩川にかかる関戸橋で待ち合わせ。

この日は自転車のフリーマーケットが開催されており、これを見てから新潟へ行こうということになりました!


古今東西の様々な部品が並べられており、見るだけでも楽しいもの!
海外の自転車雑誌やジャージなども手に入る、要チェックのイベントです。



ワゴンに自転車を載せ、関越道を走ること5時間・・・。



新潟県新発田市にある金升酒造に到着!


清酒が貯蔵されている酒蔵に会場が設けられ、18時から前夜祭が始まりました!
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つい自転車ばかり気になってしまうのは
自転車屋の性ゆえ仕方がないもの(汗)


欧州で30年以上前に作られた自転車ばかり。
塗装、デザインなどから学ぶべきものが多くありました!

ヴィンテージジャージ専門店、地元の帽子工房に交じり、サイクルベースあさひのラトゥール、ラトゥールトラッズの2台を展示。
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自転車とファッション、日本酒を知れる、最高の宴を楽しみました!



25日(日)はコンクール・デレガンス&サイクリング!

参加者の多くが虎視眈々と入賞を目指し、このイベントに集まっているのです・・・!

僕はいつも通りランドナーで参加。

フランス発祥の小旅行用自転車に合わせて、レトロなバードウォッチングのファッションを模してみました!


サイクリングは城下町新発田をスタートし、国鉄赤谷線跡のサイクリングロードを経て奉先堂公園へ。
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新発田藩主の別邸である五十公野御茶屋を拝観。

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酒作りにも使われている水で淹れたコーヒーで身体も温まります!

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平野監督はコンクール・デレガンスの審査員長として自転車とファッションを熱心に観察。



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稲刈りが終わったあとの田んぼを見ながら走り、昼食は新発田城址公園でピクニック。
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地元のカフェが出張でオムライスとスープをふるまわれ、心も身体も温まりました!



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金升酒造にゴールしたあと、カフェでコーヒーをいただき、酒蔵を見学。
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広いスペースを利用して写真展が開かれており、コンクール・デレガンスの結果発表までの時間も楽しむことができました!


4人の審査員が評価し、3組4名の方が表彰されました!


優勝したのは自転車店を営んでいた曽祖父のタンデムで参加した地元新発田のおふたり。
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FUJIのタンデムは素晴らしい状態に整備されており、文化財としても十分価値のあるものだと思います!


また来年も参加したいと思います…!

[2015/10/29 20:11] | 未分類
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良いですね!
Ratfink 木村
良い経験をされましたね。
スポルティフかランドナーが似合いそうですね。
ヴィンテージロードにはエロイカでしょうか。来年は参加しようと思ってます。

Re: 良いですね!
奇特男子
ratfink様
コメント、ありがとうございます。とても素晴らしいイベントでした。レトロな雰囲気の自転車であればよいと思います。来年も楽しみです!エロイカも面白そうですよね・・・(^^)

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こんにちわ、五十嵐です。

Paris-Brest-Paris1200kmが終わって1ヶ月・・・。

サイクルスポーツ、バイシクルクラブという大手出版社の自転車誌にもPBPのレポートが掲載されています!


注目すべきはご自身が持つ日本人最速記録を塗り替えた、元プロロードレーサー三船雅彦さんのレポート!



スタート前日、車検会場で三船さんにお会いすることができました!

3年ほど前、獲得標高10,000m以上の600kmブルベを3本連続で挑戦(!?) 途中の三船さんにお会いしたのですが、その時のことを覚えてくれていました!

1230kmを43時間23分で完走した三船さんと、

墜落寸前の状態、77時間19分でゴールしたジブン…

並ばせていただいただけで感動してしまいました!


ブルベが注目を集める背景には、ロングライド志向の高まりや、4年に1度開催されるPBPという大きな目標があること、そして自転車の本場フランスを走ってみたいという憧れがあるのではないかと思います。

「ヨーロッパへ走りに行くなんて、夢のまた夢・・・」という方が多いのですが、
さほど敷居の高いものではありません。

私はPBPの参加が直前に決まり、渡仏2ヶ月前に航空券を予約したところ、JAL直行便・往復で19.5万円ほどでした。
しかし、夏休みなど繁忙期以外の時期の航空券を半年前に予約すれば、同じJAL直行便でも半額ほどで購入できます!


多くの方からご質問をいただいたのが、輪行の方法。

「どうやって梱包するの・・・?」
「高価なハードケースが必要・・・?」

私はロードバイク、ランドナーのどちらでもオーストリッチのSL-100輪行袋を使っているのですが、今回もこれで渡仏しました。
DSCF8836.jpg
ランドナーは、いつもヘッド抜き輪行。
後輪とハンドルを外し、フォークを抜くだけ。とても簡単です!


今回は破損、傷、凹みが心配だったので、
マッドガードやボトルケージを外してエアーマットで包みましたが、
あとはこのまま輪行袋に入れて出来上がり!

羽田空港でキャリーバックと自転車の重さを計測。大きさも重さも規定をクリア。スタッフ2人がかりで運ばれてゆきました。
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日本の航空会社が荷物を丁寧に取り扱ってくれる、という伝説を信じてみましょう・・・。

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飛行機に搭乗し、北極圏をはるばる12時間・・・

パリ・シャルル・ド・ゴール空港に到着して入国審査を済ませると、特別に台車に載せられ輪行袋が登場(笑)とても大切に取り扱ってくれたのことに思わず感激しました。

多くの方がハードケースを使用しており、
そのほうが安全なことは間違いないと思います。

一方、ハードケースに入れて中東の空港を経由してきた方のなかには、
ホイールにクラック(ひび)が入っていた、という方もいました。

「SL-100でも大丈夫」、「ハードケースなら安心」とお約束することはできませんが、私は次回もSL-100で輪行しようと思います!



なぜなら、輪行袋+キャリーバックなら、空港からパリ市街に地下鉄で移動できるからです!


日本と違い、輪行しなければ乗れない路線、
自転車を分解せずにそのまま乗れる路線が混在しているので、少しだけ紹介します。

空港からパリ市を横断するブルーラインは自転車をそのまま乗せられます。


20分ほどでパリ市中心部に着き、ここから広がる地下鉄網は輪行しないと乗せられません。
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もっともパリ中心部はどの駅を出ても公営のレンタルバイクがあり、サイクリングロードは路地に至るまで整備されているので、
地下鉄より自転車のほうがはるかに速く移動できるのです。




「ちょっと地方に行ってみよう・・・!」

という時に使うのがSNCF(国鉄)とTGV。
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駅舎に入っても改札はなく、自転車を押し歩いてホームに入ることができます。
しかしここで注意!列車の種類によってルールが異なります。

まず、SNCFの列車は自転車を分解せずに列車に乗ることができ、デッキの部分には駐輪ラックも設けられています。
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日本より鉄道車両が大きく、二階建ての車両ばかり、デッキも広いので自転車が邪魔にならないのです!

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フランスでは列車に自転車を乗せてサイクリングに行くことはごくあたりまえのこと。うらやましいかぎりです。


もし乗る列車が特急(TGV)なら、輪行が必要。
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国際列車になる場合もあるので、車体が小さく(それでも新幹線くらいのサイズ)で作られているからだろうと思います。



PBPをゴールした翌々日、モンサンミッシェルへ行こうとTGVに乗ってみました!
駅のホームで輪行して列車に乗り込み、
saint-maloへ。

カキの美味いという港町Cancaleを走っていると・・・



PBPのジャージに気付いた地元の方に声をかけられ、


なんと生カキをご馳走になってしまいました(笑)




湾の向こうに浮かぶモンサンミッシェルを目指して走ること2時間ほど。


今回は「スケジュールめいっぱい走ろう」と思っていたので、島を歩かずに70km先にあるル・マンを目指して走り出しました!





田舎の景色は優しく迎えてくれる雰囲気。
のどかな感じは日本と通じるものがあり、
ゆっくりとサイクリングを楽しむことができました。


日本へ帰る際も、行きと同じようにSL-100で輪行。
P8231751.jpg
キャリーバックと自転車だけなら鉄道やバスで移動することもできますし、ほかにリュックひとつあれば、機内に持ち込む荷物、お土産を入れるスペースも十分!

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条件さえ整えば、海外への輪行だって簡単なのです。
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だから「次はいつ、○○○へ行こう・・・」と考えてしまうのです!

[2015/10/04 01:18] | 未分類
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ありがとうございます
Ratfink 木村
記事とても参考になりました。
三船さんのブルベとPBPの話はPodcastで聴いてます。
お仕事頑張って又飛んで下さい(^-^)/

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こんにちわ、五十嵐です。

4年に1度開催されるPARIS BREST PARIS Randonneurに出場しました。


8月16日のスタートから54時間、880kmを過ぎたあたりから幻覚と幻聴に散々苦しめられ、PC10 FOUGERES(919km)に到着したのは8月19日未明1時20分。



「チェックポイントのクローズ時刻まで、20分仮眠しよう・・・」
雑魚寝の仮眠所に敷かれたマットレスは、疲れ果てた様子のランドヌールたちですし詰め状態。見つけた隙間に横になり、スマホのアラームを20分後にセット。パスポートと財布の入ったサコッシュ、カメラを抱き目をつむると深い眠りの中へ・・・






ある時、“緊迫”のようなものを感じて飛び起きると、窓から陽が差していました。






・・・・・!?!?

時計を見ると、19日朝6時45分!なんと5時間も寝過ごしてしまいました。

次のPC11まで89kmあり、クローズ時刻まで1時間10分・・・。

「やるっきゃない・・・!」

無論、クローズ時刻に間に合いませんが、PBPのルールでは
「チェックポイント1ヶ所のクローズ時刻に間に合わなくても、その次のチェックポイントで遅れを取り戻せば走行の継続を認める」とのこと。
つまり、次のPC11のクローズに間に合わなくても、PC12のクローズに間に合えば走り続けられるということです。


PC12 MORTAGNE-au-PERCHE(1089km)のクローズ時刻は19日13時37分。
「170kmを6時間40分以内、 平均速度28km/h以上で走れば間に合う・・・!」

地平線まで連なるパッチワークの丘の景色。その真ん中でで無我夢中になってペダルを踏み、距離と時間を何度も計算。身体のどこにも痛みや不調は感じず、パンクさえしなければ間に合うだろうと考えました。

スタートから100kmも平均速度28km/hで走ったのですが、ここではプロ級のレーサーたちと先頭をローテーションした(実は牽いてもらっただけ)ので、集団のなかに入ってしまえばクルマに乗っているかのようにラクに進みました。
しかし今は同時刻にスタートした組から大きく遅れ、同じように速く走ろうという人は一人もいません。

クローズ時刻から2時間40分遅れてPC11 VILLAINES-la-JUHEL(1008km)に到着。時刻は19日10時30分。
町を挙げてお祭りムードに包まれ、チェックポイント付近には大観衆が詰めかけていたのですが、声援に笑顔で応じる余裕もなく、愛想もなく通過チェックを済ませて走り出しました。



「見ろ、D組がまだ走っているぞ・・・!」
観客の中からそんな声が聞こえ、いかに追い込まれている状況なのかがわかりました。

フロントのシフトレバーをいっぱいに引き、
単独で平均速度28km/hを維持する難しさと対峙しつつも、
わずかながら感じる集中力の薄れ・・・。

「ここまで来て、諦めるわけにいかない・・・!!!!」

綱渡りの状況で走り続けてきたものの、
無情にもPC12まで残り55kmのところでパンク。

5kmおきに小さな集落がある地域ですが、すぐそばにサポートブースがあったのでコンプレッサーを借りてチューブを交換するのに5分ほど。


こうなると、
「パンク修理に時間がかかったからクローズ時刻に間に合わなかった」
では許されません。。。



汗まみれ、半泣きで下り坂も登り坂も全力疾走。
「3分前には着ける!」「1分前かもしれない・・・!」
「次の山をどうやって越えよう・・・!」
「全開で踏んでも、あのカーブは曲がりきれるはず・・・!」

精一杯ペダルを踏み、時計を睨みPC12 MORTAGNE-au-PERCHE(1089km)に到着。無我夢中でチェックカウンターへと駆け込みました。
PC12のクローズ時刻は8月19日13時37分。

「どうにか間に合っていてくれ・・・!!!」

「さあ、早くパリへ行きなさい・・・!!!」


通過記録はなんと1分前、8月19日13時36分!

緊張や不安の糸が切れると同時に涙がボロボロと溢れ出し、
自分でもどうしようもなくなってしまいました。



再びゴールに向かって走ることが許され、距離はわずか(?)140km!
とうに疲れ果てているはずなのに、不思議と力が湧いてきます。


・・・このPBP実走レポートも2週間近い長旅になっており(お付き合いいただき、ありがとうございます!)、
この140kmをどう書こうか考えたのですが、特記すべき出来事はありません(笑)



ひとつの目標であったPBP1,200kmの完走を掴み、
ブルベを走り始めてから4年間のことを思い出したり、
送り出してくれた友人や家族、PBP参加に協力してくれた上司や仲間たちへ、素直に感謝したり。


45時間を切るタイムで完走する先頭集団は歓声のなかを駆け抜けていったのだろうと思いますが、24時間差の後方を走っているので、観客も疎らになっていました。


「もっと速くなる・・・!」



サンカンタンのベロドロームにゴールしたのは 19日22時11分。無事、1230kmを77時間26分で完走しました!



わずか15分差でスタートしたT君は7時間前にゴールし、先にパリへ帰ったとのこと(汗)完敗です!

[2015/09/13 15:34] | 未分類
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乾杯編です。
ラットフィンク
いやぁ!凄い経験をしましたねー!
改めて思いました。
私だったら生きる姿勢が変わったかもしれません。
ありがとうございました!


おめでとう
閑話休題
完走おめでとうございました。
楽しく読ませていただきました。
これからも楽しみにしています。


劇的なフィナーレですね
こじま
「170kmを6時間40分以内、 平均速度28km/h以上で走れば間に合う・・・!」

ものすごくポジティブですね。
その思いが1分前通過に通じたのでしょう。
あらためて、完走おめでとうございます。

Re: 乾杯編です。
奇特男子
ラットフィンク様
コメント、ありがとうございます!私もこの旅で大きな影響を受けました。秋から、今まで経験していないことにもチャレンジするつもりです。今後ともよろしくお願いします!

Re: おめでとう
奇特男子
閑話休題 様 コメント、ありがとうございます。いま、フランスの輪行編を書いているのですが、
こちらのほうが楽しんでいただけるかもしれません(^-^; 今後ともよろしくお願い致します!

Re: 劇的なフィナーレですね
奇特男子
こじま様 ありがとうございます!私自身も信じることができない力が出たのですが、きっとPBPでは誰が同じような状況に追い込まれても、諦めないと思います。走りに酔える、最高の舞台です!
これからもランドナーで、様々なことに挑戦しようと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。

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